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正確に把握していますか?
キャッシングを既に何社か利用している人は、まず自分の借り入れ残高が今幾らなのか確認してください。そして毎月の返済額が幾らなのか。よくわからないという人が意外と多いものです。現状がわからないままに借り入れを増やしていくのは非常に危険です。もしかしたら自分の返済能力を超えている可能性だってあります。まずその見直しから始めてください。
その上で、まだ返済できる範囲内であれば申し込みをしてみましょう。A社はダメでもB社は利用できるということもありますし、これまで利用していた業者が限度額を増額してくれている可能性もあります。
また、数社の利用を金利の低い一つの業者にまとめてしまうのも有効です。返済額がハッキリしてわかりやすくなるためです。 まずは業者に申し込んでみて、返済計画を相談してみましょう。きっと親身になって相談に応じてくれるはずです。業者としても、借りてもらうのが目的ではなく、返済してもらうことが目的なわけですから、しっかりとした返済計画を立てるのを手伝ってくれるはずです。
キャッシングする際にかならずチェックしなくてはならないのが金利です。もちろん借りる側としては安いにこしたことはないわけですが、ここでその計算方法の一例を確認しておきましょう。
たとえば、年利29.2%の業者から10万円の融資を受けたとすると、1年間一切返済しないで10万円借りっぱなしにした場合の利息は
10万円×0.292=29,200円
2万9200円になります。もっとも、1年間一切返済しないということは通常ありえないことですが・・・。
では今度は日割計算して10万円を7日借りた場合の利息は
10万円×0.292÷365(日)×7(日)=560円
1週間後に全額返済する場合は、借りた元金10万円と利息の560円の合計10万560円を返済することになります。1ヶ月後(30日後)に全額返済する場合は、
10万円×0.292÷365(日)×30(日)=2,400円
元金10万円と利息2,400円の合計10万2400円になります。
そして、毎月1回、10回払いで返済していく場合は、1回目の支払いを30日後とすると
10万円×0.292÷365(日)×30(日)=2,400円
利息2,400円と、元金10万円の10分の1の1万円、合計1万2400円が1回目の返済額になります。そして、次回(30日後として)の支払いは、元金が9万円に減っているので、利息は
9万円×0.292÷365(日)×30(日)=2,160円
となって、利息2,160円と元金1万円の合計1万2160円を返済します。このように、月々の支払い額は、元金が1万円ずつ減っていくため、利息も同様に減っていくわけです。
もちろん、その業者によって基準が違いますから断定的なことは言えません。以下はおそらくその多くが重視するであろうというポイントです。
<年齢>
特に消費者金融においては、顧客ターゲットの中心を「20~30代」と設定していることが多いようです。年齢が高いほうが信頼されそうだが、むしろその逆。年齢が上がれば上がるほど不利になる可能性が高い。若い人に蓄えがないのは当然ですが、業者側から見ると、ある程度の年齢なら多少の蓄えがあって当然で、それが無いということは多少の難アリと見えるといったところでしょうか。ただし、若すぎるのも収入が少ないだろうと推測されるので不利。
<結婚>
一般的には既婚者のほうが社会的信用度は高いと思いますが、この場合も一般社会とはちょっと違います。結婚していない未婚者のほうが有利となる可能性が高いのです。結婚していると色々とお金が必要になるため、自由に使えるお金が少なくなるはず、と業者側は考えるようです。ただし、これも一概に独身だから有利というワケではなく、いい歳して独身なのも何か欠陥があるのでは?と見られてしまう可能性があるよう。
<職業>
高収入が得られる職種でなく、安定した(離職率の低い)職種であると信用度が高くなるようです。公務員を筆頭に会社員の人は安定していると判断され、逆に日雇いのアルバイトは当然ですが、自営業者なども不利な判断をされることもあるようです。
また、勤務年数があまりにも短いというのもマイナス。1年以上勤務実績があれば問題ないでしょうが、それ以下ならネックとなる可能性もあります。 女性が結婚相手を選ぶように、貸金業も不安定を嫌うようです。貸金業者からは有名芸能人よりあなたの方がモテますよきっと。。。
<電話>
今やほとんどの人が携帯電話を持っている時代、携帯電話を持っていなければ、その時点でマイナス評価を受けることになるはずです。携帯電話と自宅固定電話の両方を持っているのが最も有利となるようです。
<住所>
賃貸より持ち家が有利なのは当然ですが、その居住年数も重視されるようです。住まいを転々とする人より、一ヶ所にずっと住み続けている人のほうが、業者側から見るとうれしいということでしょうか。転々と住まいを変える人はまたフラっといなくなる可能性が高い?
新規契約の場合、キャッシングの申し込み時に、住所・氏名をはじめとするあなたの個人情報を記入(または入力)します。何社か借りているといちいち記入(または入力)するのが面倒になってしまうモノでもありますが、キャッシングを申し込む上では避けて通れないシロモノです。
その項目は、氏名・年齢・住所から家族構成・仕事・年収・住居・他社利用など、自分の財政状況を中心にある程度さらけ出さなくてはいけません。この情報を元に、融資する(しない)か、いくらまで融資するかなどが決定されるワケですから非常に重要な情報です。特に最近はネットや無人契約機からの申し込みが増えていて、窓口で直接顔をあわせて契約するケースが減ってきていますから、これらの情報が特に重要になっています。
では審査のうえで重視される項目はどのようなものでしょうか。基本的には、申し込み者の素性が明らかになる項目や、確実性の高い項目が重視されます。例えば氏名だけではその人についてほとんど何も判断できないが、務めている会社がわかれば少しはその人について判断する材料になります。ただし収入については、あまり重視しないことが多いようです。給料明細でも見せていれば話は別ですが、あくまで申告上の収入ですから判断材料としては信頼性が低いのでしょう。
1社あたりの1人に対する貸付金額は「50万円以下」か「申込者の年収の10%以下」と貸金業規制法で決められていますが、どこの企業でも融資限度額が同じということはではありません。各企業が独自に審査基準を設けているため、A社では限度額が10万円だったにもかかわらずB社では20万円だったということもよくあります。
また過去の返済状況などによって、限度額が増減することがあります。返済実績が悪ければ減額されますし、場合によっては融資を断られる場合もあります。逆に返済実績が良ければ、限度額はどんどん増えていきます。
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